最近炎上する広告に共通するのは『優しい世界』が足りないということ
みなさんどうも優しい世界!広告の炎上騒ぎをよく観察するタイプの@xi10jun1です。
毎年毎年、SNSでは企業広告の炎上騒ぎが見受けられます。中には過激な思想による言いがかりのようなものもありますが、企業側が原因で起こる炎上は後を絶ちません。
そもそも、どうしてこんなことが起こるのか。
企業側の価値観がアップデートされていないのがそもそもの原因
炎上してきた広告に共通するものとして、『価値観がアップデートされていない』ことが挙げられます。
例えば風邪薬の広告。
『風邪でも絶対に休めないあなたに』というフレーズが有名ですが、今これをキャッチフレーズにすると炎上します。
理由は簡単。
風邪を引いたら休むのは当たり前だから。
風邪薬を出す企業が提供したかった価値観は『世の中の働いている人たちはそう簡単には休めない。そんなときにこの薬。』です。
しかしようやく今の時代になって、風邪を引いたまま仕事に向かった結果、職場で感染を拡大させてしまうことのほうがむしろ不利益であると分かってきたのです。
というより、そうやって被害を受けた人々が静かな怒りをため込んでいるんですよ。風邪を引いた当人は休みたかっただろうし、仕事や家庭にしたって『風邪を引いたら休めばいいのに、余計な価値観のせいで動かざるを得ない状況が生まれている。どうにかしてほしい。』ってね。
そんな時代に『風邪でも絶対に休めないあなたに』なんて、「ふざけんな!」ってなるのは当たり前です。
つまり炎上する広告というのは、価値観がアップデートされていない企業側の古い体質・文化・社風と、時代の流れとの摩擦なのです。
これからの時代は「優しい世界」がキーワード
だから風邪薬の広告は変わってきました。
風邪を引いたら休もうって。
当たり前のことですよね。でもこれまでの日本社会、少なくとも2015年までは、『風邪を引いたくらいで休むなんて』という古くて悪い習慣に憑りつかれていたのですよ。
それが証拠に、そんな『風邪でも休めない』なんて広告が社会問題になっていましたか?されてないでしょ?って話です。
とにかくこれからの時代の広告は『優しい世界』でなければ炎上のリスクが高まります。
- その広告は本質的か?
- 法的、倫理的に適切か?
- 事実や科学的根拠はある(つまり本物)か?
- 人それぞれの事情や背景を考慮しているか?
- 男女差、優劣、上下関係を含んでいないか?
このあたりが意識されていないと、余計な炎上で損失を被ることになります。
まとめ:広告で「優しい世界」を名実ともに実現すること
なにより、名実ともに広告と同じでなければならないのです。
『人々の明るい未来のために』と広告しておいて実はブラック企業でした、なんてのはお話にならないんですよ。そんなの炎上どころか、火山の爆発のようにバッシングされるでしょうね。
これからも炎上する広告が出てくるでしょうけど、原因として、箇条書きした上記の項目の何かが足りなくて起こると思いますよ。
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