日経平均は上昇が続くが安定の楽観ムードの悪い癖が出る。
日経平均が上がっていますが、また楽観ムードの悪い癖が出ていますね。
アメリカの景気後退懸念が薄らいだことで好感の買いが出ているようで、再び手痛いしっぺ返しを食らうこと間違いなしでしょう。
いずれにしても円安の向きはもう難しいでしょうから、次の下落に向けて準備しておかないと。
今日の日経平均と東証グロース市場250指数の市況
日経平均は大幅上昇。
前日比+1,336.03円の38,062.67円で取引終了です。
アメリカの景気後退懸念が和らいだからって、こんな一気に上がるのも楽観ムードである証拠。
自分の国で利上げしてるのを完全に忘れてますね。しかも状況によっては追加の利上げも検討段階になっているので、アメリカの景気後退懸念がなくなればこっちの利上げにも繋がる話なんですが・・・。
こういう簡単なメカニズムも無視しているあたり、短期間で危険な相場に戻ったことを認識しないといけません。
東証グロース市場250指数は反発。
前日比+16.37円の609.11円で取引終了です。
新興市場も日経平均との連れ高で上がってきましたが、上げ幅は限定的。
そもそもグロース株にとって金利上昇は断続的なマイナス材料なわけで、今はただの売られ過ぎから戻っただけでしょう。
日本で政策金利が上がる状況なんて何十年ぶりですから、新興市場にとっては好材料がないことが再確認されればまた下がるだろうな。
本日の運用成績はこちらです。
売られ過ぎからどうなるか
売られ過ぎからの戻りはこんなもんでしょう。
問題はこのあと。政策金利の上昇は事実であり、マイナス材料である以上、意識されればしっかりと下がることは明白。
また米金利が下がるとなれば必然的に円高が進むわけで、4万円を再び超えるにはドル円も160円の円安にならないといけませんが、もう見込めません。
見誤らないようにしないと。
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