2023年は株高が当面難しいと思うワケ
みなさんどうも日経平均。市場の間違いにウンザリしている@xi10jun1です。
2023年も4か月に差し掛かって来ましたが、株価は相変わらずの横ばいムード。
それもそのはず、今の市場には株高になるだけの材料がありません。
株高になる材料候補
端的に言って、今の市場の関心事はアメリカの金利だけです。
利上げするのか利下げするのか、そして現状5%付近まで到達したアメリカの金利を見て『そろそろ利下げに入るのでは?』と見越した買いが入ってるのが今の相場。
正直言って愚かとしか言いようがありません。そもそもが実体経済を無視した値動きをするものとはいえ、FRBの議長からも釘を刺されるほど暴走する相場も珍しいです。
いずれにしても、まともに株高になる材料として考えられるのは金利の低下とウクライナ情勢の沈静化でしょう。
インフレも含め、金利が高い状態は決して好ましい状況ではありません。実態経済への影響は教科書通りに悪いわけで、確かにこれが無くなれば株高になる材料です。
しかし問題は市場がそのメカニズムを無視している点。
想定外のリスクに弱くなりつつある
シリコンバレー銀行の破綻からクレディ・スイスの信用問題など、今年3月は異例の事態が発生しています。
金利が高いということは銀行の収益が改善するわけなので、本来であれば金融危機なんて起こりにくい状況です。しかし上記の金融機関で想定外のリスクが生じたことは、市場に一石を投じたはずです。
『金利が高い状態でも銀行が破綻することがある。』その事例として、今後機能してくるはずです。
しかし、これも市場は無視し始めています。
問題が噴出した当初は『まさか』と言わんばかりに下げていましたが、その後はドイツ銀行の話題が出ても反応は限定的でした。
こういう状態が続くと、いざ本物の悪材料が出たときに一気に売られますからねぇ。楽観ムードが過ぎると、想定外のリスクに晒されたときに弱さが出てくるはず。
まとめ:金利ばかり見ている市場そのものがリスク
アメリカの金利についてはリセッション入りが取り沙汰されてきている状況です。
金利5%は景気悪化の基準ですし、過去のITバブル崩壊やリーマンショックもこの金利5%の状況下で起きています。
なにより市場が金利のほうばかり見て、他のリスクを蔑ろにしている今の状況そのものがリスクですよ・・・。
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