日経平均はV字回復の様相も4万円越えは困難な理由

今日の運用成績

みなさんどうも日経平均。再度の4万円越えは難しいと思う@xi10jun1です。

先週記録的な大暴落を起こしてから昨日まで、V字回復の様相となっていた日経平均。

ただ4万円台への道のりはかなりの困難かと思われます。

日本の政策金利上昇局面である点を無視し始めている

日経平均がV字回復で上がるのはいいんですが、少々楽観ムードになっているのがよくない。

日銀の利上げはサプライズだとしても、それを『のど元過ぎれば何とやら』にし始めている節があります。

これまでの下げと違うのは、一過性の話題ではない点。そもそも日本の政策金利が上昇するなんてここ30年にはなかった事象です。中央銀行が景気や足元の経済から出てくる数字を基に決定したわけなので、持続性が高い。

まして状況によっては追加の利上げまで示唆しているので、日銀のイベントが通過したからと安心するのは危険でしょう。

それにもかかわらず、アメリカの景気後退懸念が和らいだ程度で1000円幅で上がってしまう。市場の楽観ムードが起きている判断してもいいかと。

なにより為替が日銀の利上げに米金利の利下げの可能性がある状況なので、これ以上の円安は見込めません。円安を背景にした輸出関連株のドカ買いは終了の合図がなされているのも同義で、ここで日銀のイベントが終わったと安心して買い込むなんて愚の骨頂。

少なくとも4万円は当面厳しいと見ています。日銀からまた相場を落ち着かせるようなアナウンスがあれば可能性もありますが、利上げしたばかりでは期待は薄いでしょう。

まとめ:日経平均はまた下がる可能性大

今は歴史的なショックからの反動で買われているだけで、本質的な上昇局面ではないことに注意が必要です。

またアメリカの景気後退については全くリスクが0になったわけではなく、大統領選を含めて不確実性はまだ残っています。個人ローンなどの債務残高の数値など、表ざたになっていない足元の経済を見落としているかもしれません。

楽観ムードは禁止ですね。

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