日銀が金融引き締めに動く可能性を考慮していない市場が間違っている

今日の運用成績

みなさんどうも金融政策。言わんこっちゃないという感想しか出てこない@xi10jun1です。

先週は日銀の総裁発言で市場の景色が一変しましたね。

150円の円安も一気に141円まで円高になるなど、相場の雰囲気はガラッと変わりました。

やはり市場は間違っていた

何度も何度も書いてきましたが、やはり市場は間違っていました。

米金利の動向でばかり値動きしていたら、日銀から金融引き締めの話題が出てきて下がる。予想通り。

そもそも今年は、植田総裁になってから日銀の金融政策について揺さぶられることが多かったように思います。YCC修正の話題にしても、マイナス金利の解除の話題にしても、黒田総裁のころより突っ込んだ情報が目立ちました。

まして世界的なインフレの状況で日本だけがいつまでも金融緩和なんておかしいでしょう?賃金も物価も上がってきていますし、金利の引き締めについて議論していないわけがない。

となると少なくとも年内にはそうした情報が金融政策決定会合のたびに話題に上がるだろうし、あるいは金融引き締めの政策に転換する可能性だってある。

市場はそれを全然想定してこなかったのです。

日本が利上げする可能性で円高株下げ

となると今月の日銀の金融政策決定会合は現状維持とならない可能性も出てきたわけですし、相場は円安を背景にした好業績が無くなる輸出関連企業の株を大きく売ってくるでしょう。

そうなると今の30,000円台の日経平均も危ういですね。おそらく来年には割れこむかも。

そして何より新興市場が崩壊するかもしれません。米金利もそんな簡単に利下げしてこないでしょうし、中国経済などこれまで無視してきたリスクが一気に噴出するなどしてパニック売りが出る可能性も。

ソフトランディングは困難でしょうな。

まとめ:日本の金利で株価が下落

為替が1ドル150円なんて信じられないほどの円安ですが、これがこれまで知っているような1ドル120円程度にまで落ち着くのなら、株価も同様に落ちてくるでしょうね。

おそらく30,000円割れ、そして26,000円くらいまでは覚悟しておかないと。

日米の金利以外にも、中国経済だってかなり深刻ですからね。

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