日経平均反落。クレディ・スイスの決着が思わぬリスクに発展か?
クレディ・スイスの件が決着したかに見えましたが、どうもその過程がキナ臭いですな。
そのせいか日経平均はまたドカッと下げてしまった。為替も円高になってしまい、円安の恩恵剥落でしょうし。
しかしこういうリスクがあるんだよなぁ。市場は分からん。
今日の日経平均とマザーズおよび新興市場の市況
日経平均は反落。
前日比-388.12円の26,945.67円で取引終了です。
クレディ・スイスがUBSに買収されて一件落着、とはならなかったようで、劣後債の一種であるAT1債約2.2兆円が丸々減損という異例の事態が起きてしまいました。
本来なら紙くずになるのは債権ではなく株式のほうですが、今回のケースはそれが逆転してしまったので市場全体の雰囲気が悪くなってしまった。それがクレディ・スイスなんてデカい金融機関で起きたのですから、こうして日経平均が売られるのも納得です。
しかしやけに早い決着だったな。この辺がちょっとキナ臭い。
マザーズ総合は大幅反落。
前日比-30.61円の731.98円で取引終了です。
そんなこんなで新興市場もこの有様でして。
斜め上のリスクが急に出てきて、さらに急展開ですからね。今回のクレディ・スイスのAT1債にかかる処理については、当然ですが債権者からは怒りの声が出ているようで・・・。
条件によっては起こりうる事態ではあるものの、よりによって巨大な金融機関でこれですからね・・・。
本日の運用成績はこちらです。
リスク感増大
いずれにしても、今回の件でさらにリスク感が増大したでしょう。
シリコンバレー銀行の破綻までで済んでいればよかったのですが、ここにきて急にクレディ・スイスの破綻疑惑から買収ときて、今度は債権問題発生ですからね。
何が起きても不思議じゃないのが相場ですな。当面、株価は下降トレンドかもしれません。
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