日経平均反発。日銀総裁就任予定の植田氏の所信聴取は無難に通過も課題が残る
日経平均が久々にドカッと反発ですね。
日銀総裁に就任予定となっている植田氏の所信聴取が行われ、金融緩和継続の思惑から大型株を中心に買われた様子。
しかし発言内容をよくよく見てみると、将来的にはどうなるか?ってところですね。
今日の日経平均とマザーズおよび新興市場の市況
日経平均は反発。
前日比+349.16円の27,453.48円で取引終了です。
植田氏の発言にて金融緩和路線継続との見方が強まって買われた形ですが、全体を見てみると確かに現黒田総裁と同様の立ち位置なのかなと。
それに就任前とあって、具体的なポジショニングについての話題は避けましたし。この辺をしっかり理解していらっしゃるあたり、総裁に就任後の会見でも突発的な発言はしなさそうですけどね。
いずれにしても、当面の緩和政策について一定の言質が取れたことは、市場には良い影響だったはず。
マザーズ総合は続落。
前日比-3.91円の748.84円で取引終了です。
今日は大型株に資金が移動してしまった形ですね。
緩和路線継続のニュースでさえこの下げ方ですし、おそらく新興市場の関心事は日本よりもアメリカの金利でしょう。
米金利は未だに上昇気配ですし、更なる長期化も懸念されている現状ですので。
本日の運用成績はこちらです。
緩和路線継続も・・・
植田氏の発言は全体的に緩和路線継続を漂わせていましたが、気になった言葉もちらほら。
YCCや金融政策の点検については今後の経済次第としていたものの、副作用が生じている点については認識をしている模様。
突っ込んだ発言は無かったものの、焦点となる引き締めについては今後の展開次第か。
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