日経平均横ばいが続く。あれだけ利上げ鈍化期待で上げていたのが失速した原因は?
日経平均は小幅安ですが、ここ最近は横ばい傾向が続いています。
どうも上値が重い。利上げ鈍化期待で上げていたはずが、ここにきて急ブレーキ。
ここのところ変なリスクが出てきているので、さすがに金利のことばかり気にしてられないでしょう。
今日の日経平均とマザーズおよび新興市場の市況
日経平均は小幅安。
前日比-30.80円の27,899.77円で取引終了です。
上値が重くなっているのは、利上げ鈍化期待が薄れてきているのか、それともFTXの破綻問題が尾を引いているからなのか。
それと中国経済がどうもきな臭い。ゼロコロナ政策に伴う経済の悪化が一段と進んでいるようで、不動産市況も芳しくない様子。
積極姿勢を進めている企業もあるのですが、台湾侵攻の懸念もあって外国資本が入りにくくなったことは事実。ロシアのウクライナ侵攻はその教訓となっていますし、自分がもし経営者なら今の中国に資本を投じることはしないでしょう。
なので金利のことばかり見ている市場も、さすがに方々のリスクをようやく理解し始めたかもしれません。
マザーズ総合は続落。
前日比-7.83円の782.56円で取引終了です。
新興市場は直近の上昇もあるので様子見の売りでしょうけど、ナスダックが軟調ムードなのが気になるところ。
利上げ鈍化期待で上げていたわけですが、アメリカの大手IT企業での人員削減の話題が相次いでいるのが怖いですな。
おそらく経営者たちは同じ未来を見ているはずですし、投資家もその向きを敏感に感じ取っているはず。
本日の運用成績はこちらです。
中国経済の話題が少なすぎる
今はコロナにウクライナ侵攻とアメリカの金利で持ち切りですが、ここのところ鳴りを潜めている中国経済が心配です。
昨年の中国恒大集団の件以降も、国内の不動産市況は悪化の一途。中国のゼロコロナ政策も強烈過ぎて国内経済を悪化させたので、何らかの形でリスクが噴出してもおかしくないはず。
なのに市場の話題が少なすぎます。FTXの破綻よりも、中国経済のほうがヤバいとは思うんですが・・・。
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