パウエル議長に釘を刺された市場は利上げ鈍化期待を改めるか?
みなさんどうもFOMC。同じ過ちを繰り返す市場にウンザリしている@xi10jun1です。
8月のジャクソンホールから特に顕著な、市場の利上げ鈍化期待。先日のFOMCで再び利上げ維持となったことで、期待剥落から株価が下がっています。
何回同じことを繰り返すのか・・・。
FRB議長パウエル氏からも苦言
11月3日のFOMCにて、パウエル議長から『利上げ停止は時期尚早』と発言がなされています。
そのくらい、現状のインフレ対策は継続が必要な状況だということですし、仮に利上げ幅が縮小するにしたって、既に上げられた利率からしてリセッション入りは避けられないでしょう。
だってアメリカの住宅ローン金利7%ですよ。3,000万円の家を35年ローンで買ったら返済額は最大で8,000万円にもなる数字です。
これほどの利上げが必要なほどのインフレの状況なわけですから、そら簡単には利下げになりませんわ。
それにこんな金利で誰がローンで家を買うんですか?って話です。変動金利やらなんやら実質的な返済額の幅はあるにせよ、少なくとも新規で住宅を買える状況ではない。
もちろんその代わり、中古住宅やマンションという選択肢が出てくるのでしょうけど、それだって家賃が上がるでしょ。持ち主がローンを支払っていれば、それに応じて家賃も変わるわけですから。
そもそも物価の上がり方からして異常ですよ。アメリカの消費者物価指数は9月の時点で8.2%。これを何の障害も無く平常に戻せるの?
何か起こるでしょ・・・。
まとめ:リセッションになったときにどうなるか
これほどの消費者物価指数をたたき出しているアメリカで、何も起きないわけがない・・・。
そういう警戒感は自然だと思うんですが、目先の利上げ鈍化期待ばかり気を取られている市場の間違いはいつまで続くのやら。
正直、今は株を買えないです・・・。
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