日経平均大幅続伸。月末下げアノマリーを否定する謎の買い上がり。

2021年8月31日今日の運用成績

日経平均が大きく上がってきたんですが、月末の下げアノマリーを否定するような買いでしたね。

今日は多くのトレーダーが踏み上げられたでしょうけど、それにしても急にこの上がり方するんか？

今週はアメリカの指標発表も控えていますし、ちょっと無理やりでは？

今日の日経平均とマザーズおよび新興市場の市況

日経平均は大幅続伸。

前日比+300.25円の28,089.54円で取引終了です。

しかしここ1年くらい月末はずっと売り越しだったんですよ。ここに来て買いが強まった理由が良く分からん。

可能性として考えられるのが、海外で新たな変異株が見つかったので金融緩和がまだ続くと見込んだ買いでしょうか？

だとしたら、少々短絡的と言わざるを得ません。そもそも金融緩和だってずっと続けるわけにはいきませんし、次の変異株が出て経済が悪化する可能性があるなら売り材料でしょう？

相場が楽観視するような状態はかなり危険ですね。

マザーズ総合は続伸。

前日比+20.78円の1,135.41円。

マザーズも能天気に上がっていますが、下げからの買い戻しにしてはずいぶんと大盤振る舞いだな。

先日のパウエル氏の発言で利上げに消極的だったことが、そんなに好感されることですかね？そりゃグロース株にとっては助かる話かもしれませんが、単に先延ばしになっただけでしょ？いずれやるんだから。

それに実力以上に評価されて、市場に連れ立って上がっているだけの銘柄が多すぎるのでしっかり下げてもらわないと。

本日の運用成績はこちらです。

中国経済悪化に警戒

どうも中国政府の国内産業への締め付けがかなり深刻なようで、ゲームやITといった成長産業にまで規制強化の流れが出ています。

さらに、中国のSNS上にてコロナ禍で景気が悪化している旨の投稿を行うと、処分の対象にまでなるとのこと。

そういう都合の悪いことに徹底的に弾圧していることそのものが、もう『中国経済が悪化している』ことの証左なんですけどね。

これは近いうちに何か起きますよ。

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