日経平均反発も上値が重い。アメリカの株高頼みの相場はいつまで続くか?
日経平均が反発していますが、まだ上値は重い感じですね。
ワクチン接種が進めば景気回復期待で上がるものの、それは同時に金利上昇懸念の下げにもなるため上下が拮抗してしまうんだよな。
それにアメリカの株高頼みで下値が堅いところがあるので、これが崩れたら・・・。
今日の日経平均とマザーズおよび新興市場の市況
日経平均は反発。
前日比+77.72円の29,019.24円で取引終了です。
先週の雇用統計の結果が予想よりも弱かったことを受けてアメリカの株価が持ち直し、日経平均はその後を追う展開でしたね。
しかし雇用の回復はこれからも急速に進むわけで、これで金利上昇の懸念がなくなったわけではありません。ただ先延ばしになっただけ。
となれば再び雇用統計などで良好な結果が出て、金利上昇懸念からの株安が起きかねないかと。なによりテーパータントラムがFRBじゃなくて他の場所から引き起こされる可能性もあるのでね。先日のイエレン財務大臣のように・・・。
マザーズ総合は反発。
前日比+14.60円の1,134.33円。
上がったっちゃ上がったんですが、売買代金がかなり少なかったようで、当面はこんな相場が続くかもしれませんね。
なにより先週は雇用統計の結果が振るわなかったから良かったものの、もしポジティブサプライズで金利上昇圧力が出たらあっという間にハイテク株の売りに連れ安になりかねない。
雇用統計前ならともかく、ずっと買いを握りしめるような相場ではないかな。
本日の運用成績はこちらです。
株安を待つ
どっちみちアメリカは賃金、税率、金利の上昇が先々にあるわけですから、ここで焦る必要はないんですよね。
怖いのはテーパータントラムをFRBではなくバイデン大統領やイエレン財務大臣あたりが引き起こすこと。発言後にすぐ修正するなど一時的なものになるかもしれませんが、そういうのに巻き込まれないようにせねば。
これだけの株高ですし、いずれはまたドカッと下げが来るでしょう。
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