日経平均反落。アメリカの雇用統計の結果と株安警戒で上値重く。テーパータントラムにも警戒。
日経平均が反落ですね。
アメリカの雇用統計、とりわけ非農業部門雇用者数の変化の結果次第では金利上昇やテーパリング観測からの株安が懸念されるとあって、今日は買い控えたり決済売りが出たりしたようだ。
昨日のADP雇用統計の結果もかなり良好だったので、これは今日の結果でさらにドル買いが進む可能性も。
今日の日経平均とマザーズおよび新興市場の市況
日経平均は反落。
前日比-116.59円の28,941.52円で取引終了です。
雇用統計前とあって積極的な買いは見られなかったものの、前場の下げをやや持ち直すような値動きもあったかな。
ただやはり上値が重いな。3万円を突破した時のような勢いのある買いがここ最近出てきてない。少しずつではあるけれど、株式市場も先々の材料を織り込みだしているのかもしれないな。
金融緩和終了、金利、賃上げ、増税、中国。これだけの下げ材料が揃っているのを、もういい加減無視できないでしょ?
マザーズ総合は反落。
前日比-21.72円の1,119.73円。
新興市場も手じまい売りに押された形ですね。
仮に雇用統計の結果が良好で金利上昇観測が出てくると、向こうのハイテク株のドカ売りに連れ安になってしまう可能性が高いな。
そうなるといよいよ3桁円が見えてくるか。長いこと買い場を待ってきましたが、そろそろ実現してほしいな。とりあえずIPO株やリード銘柄、バイオ関連のドカ売りを期待したい。
本日の運用成績はこちらです。
雇用統計の結果次第ではテーパータントラムの可能性も
とりあえず今日夜の指標発表を見るしかないが、昨日のADP雇用統計の結果がかなり良かったことを考えても、金利上昇観測からの株安ドル高の可能性が高いな。
それに為替市場に関して言えば、2013年に起きた当時のFRB議長バーナンキ氏による量的緩和の示唆に伴うバーナンキショックこと、正式名称「テーパータントラム」的な乱高下も警戒が必要です。
とはいえ、まだFRBはその議論を始めていない、時期尚早とする声明を何度も発信しているだけに、かなりの慎重姿勢であることが伺えます。FRB議長の発言も控えていますが、具体的な言及は避けるかもしれないな。
いずれにしても、先々を考えれば景気回復からの金利上昇でドル買いになる可能性があるわけですから、どっしりと構えておきますか。
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