原油価格の上昇でメキシコペソ円は上がるのか?比較と分析してみる。
みなさんどうもメキシコペソ円!メキシコペソ円のポジションが絶賛含み益の@xi10jun1です。
中東ほどではないとはいえ産油国であるメキシコも、原油価格の影響を受ける国の1つです。
ただ実際、どの程度自国通過であるメキシコペソに影響があるのか?
原油とメキシコペソ円を5年比較
まずはメキシコペソ円。
ここ5年は下げ相場が続いていて、コロナショックでは5.0円を割れこむ決定打のような暴落が起きていた様子。
これでは高金利を狙って投資していたトレーダーはだいぶやられただろうな。
続いて同じ期間の原油(WTI)ですが、コロナショックで価格がマイナスになるという珍事以外は比較的安定的な値動きです。
安定と言っても、1バレル40ドル~70ドルの間で変動はありますけどね。
比較分析
特徴的なのが2017年6月~2018年6月の1年間で、メキシコペソ円と原油は全くの逆相関のような値動きになっているわけです。
この間に何が起きていたかというと、まずメキシコでは
- メキシコ内陸を震源とするM7.1の地震が発生
- 北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の難航
- トランプ元米大統領との対立先鋭化
というように、メキシコペソにとっては売り材料が多かったわけです。
一方の原油はというと、
- 世界的な景気拡大による需要の増大
- 石油輸出国機構(OPEC)とOPEC非加盟国による協調減産(つまり価格上昇)の効果
- 米国にて原油の掘削活動減少
という事情が重なり、価格が上がっていく相場でした。
なので原油が上がればメキシコペソ円も上がるかというと、そうとも限らないわけです。
大前提として、メキシコは治安やアメリカとの軋轢など不安材料が多い国です。だからこそスワップが高い高金利通貨なわけで、そのリスクの高さは原油の影響よりも優先されるというわけですね。
なにより産油国として、それほど上位にいる国でもありません。世界ランクで言えば15位前後の国ですから、資源で多少動くことはあるにしても影響としてはそれほど大きくはないようです。
もし影響を受けることがあるとしたら、今回のコロナショックからの回復で需要が見込まれるような環境でしょうね。景気回復期待が主な要因とはいえ、2020年3月以降のチャートはともに右肩上がりですから。
まとめ:政治の不安とりわけアメリカとの関係に注意
原油価格の上昇と相関があればいいのですが、メキシコの場合はアメリカとの関係性のほうがより影響が強い様子です。
もとより今のメキシコペソ円の相場は、景気回復期待や利上げ観測から上がっているところがありますからね。
とりあえず直近は、イスラエルでドンパチが始まったことも重なって原油の需要と価格が高まるはずなので、メキシコペソ円にとっても上昇材料かな。同時に、アメリカとの関係性には注意が必要だな。バイデン政権になってどうなるか。
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