日経平均続伸も上値の重さ継続。対中リスクは甘く見ない。
日経平均が続伸でしたが、同も上値が重いですね。
昨日の野村HDの損失報道同様、世界の金融機関からも続々と損失の報告が出始めているので先行きを伺う展開でしょうか。
それに対中リスクが日に日に増しているので、ここらでドカッとまた下がる可能性もあるし。
今日の日経平均とマザーズおよび新興市場の市況
日経平均は小幅続伸。
前日比+48.18円の29,432.70円で取引終了です。
パッと見は好調な感じで上がりましたが、29,500円手前で失速の状態に。
チャート全体を見ても、どうも上値が重い感じですね。トピックスがマイナスになるなど、むしろ下げトレンドが始まったかのような雰囲気です。
もちろんアメリカが本格的に上がってくると連れ高になるかもしれませんが、どうも対中リスクが高まっているように思います。
決定打が無いだけに株も為替も好調な様子を見せていますし、ドル円に至っては110円に到達するなど上昇傾向ですが、中国絡みのニュースがここ最近増えているので油断禁物ですな。
マザーズ総合は反発。
前日比+3.24円の1,180.43円。
マザーズも上値が重い。1,200円もままならなくなってきた。
個人投資家の心理もやや冷えてきている印象。
アメリカの経済対策は既に行われたため当面期待できませんし、バイデン政権が次に打ち出している経済政策も財源は税金で賄うことや富裕層に対する課税の強化が示唆されているため、株安を招くのでは?と警戒気味。
なにより対中リスクが日に日に高まっているだけに、買い一辺倒というわけにもいきませんな。
本日の運用成績はこちらです。
対中リスクが日に日に増す
冬季の北京オリンピックまでもう1年もないので、先々を織り込む株価がいつこの五輪絡みの対立を意識するかですね。
どのみち、対中関係における人権問題で世界各国が連携を取っているわけですので、どこかしらでリスクは表面化するでしょう。それもアメリカだけではなく、イギリスをはじめとする欧州、オーストラリア、インド、そして日本と摩擦が発生する確率は3年前に比べれば格段に高いのです。
先々を織り込む株価がこれを意識しないわけがないので、注意が必要ですな。
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