米中摩擦のリスク感再燃でクロス円は円高方向に。
今日も市場は休みでしたが、為替は円高にドカッと動きましたね。
アメリカ政府が南部テキサス州ヒューストンの中国総領事館について閉鎖を命じたことをうけて、中国側が対抗措置として同国四川省の成都にあるアメリカ総領事館の閉鎖を通知するとのニュースが出て、再び米中摩擦の火種が大きくなってきました。
一度は歩み寄りを見せた両国の関係が再び悪化するとなると、まぁ円高でしょうねぇ・・・。
今日のドル円の市況
そんな状況ですから、さすがに今日のドル円はドカッと円高基調になりましたね。
これで方向感が出てくれるといいんですが、まだ摩擦感が強まっただけで決定打的な事態が起きていないため、下げ方は徐々に収まってくるかもしれません。しかし、今後も連続して米中摩擦のニュースが出る可能性が高く、リスク感からの急な円高は起こりうるでしょうね。
新型コロナウイルスで下げて金融緩和とワクチン期待で上げてを繰り返していた相場に、新たに米中摩擦のリスクが加わるのか・・・。
米中の貿易で第一段階の合意に至る前までの相場でさえあれだけ下げていたんですから、領事館の閉鎖や香港情勢などアメリカ以外の国とも摩擦が生じているこの状況を、果たして金融緩和のジャブジャブ相場だけで乗り切れるんですかね?
本日の運用成績はこちらです。
為替は円高をベースに取引していく
経済への影響という意味ではアメリカの失業保険受給者数が増加に転じたり、上記のような米中摩擦があったりと、予断を許さない状況なのかなと。やはり為替は当面円高を指揮したほうがいいかもしれない。
あとは金融緩和でジャブジャブになったけれども、それで儲かっているのが富裕層だけでは意味がありませんからね。貧困層や中間層に然るべくお金が回るようにするためには、富裕層や『余裕のある人』にさらなる税金をかける施策が予想されます。
で、そうやって税金で脅しをかけることで、節税のために『ふるさと納税』とか様々な個所にお金を出すように仕向ける、というわけですな。
いずれにしても、為替は円高に振れやすい状況でしょうから、気をつけて取引したいですね。
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