株安要因としてのドル高と今後の日本株の行方

今日の運用成績

みなさんどうもテーパリング。ドル高警戒をしている@xi10jun1です。

アメリカのFRB議長から『インフレが一過性との表現をやめるときがきた』という、やや分かりにくいながらインフレが長期化する旨の発言が出たことで金利上昇の可能性が高まりましたな。

基本的にはまだあと半年くらいはドル高基調が続くと見ています。

インフレは長期化の可能性が高い

EUの要人発言でも『インフレは一時的』との文言が溢れていましたが、オミクロン株の登場や原油をはじめとする資源価格の高騰、そして人件費の高止まりの様子からするに、その発言が全くの的外れだということが分かりました。

特にラガルドECB総裁は未だに『インフレは一時的』との姿勢を崩していませんが、FRB議長事パウエル氏から『インフレ長期化』のアナウンスがあっては徐々に認めざるを得なくなるでしょう。

そもそもそういった要人たちは、基本的には上がってきた数字しか見ていません。それこそスーパーマーケットでの庶民の様子といった実体経済を事細かに見ているわけではないので、出てきた指標や教科書的な理論から今後の景況をアナウンスしているに過ぎないのです。

だから今回のインフレ長期化を見誤ったのでしょう。理論的には一時的で終わるはずだったインフレが予想外に長期化したので、発言の修正を求められるのは必至かと。

で、こうした状況が続くわけですし、オミクロン株の登場によってさらにリスク感が増している状態です。特に欧米各国は既存のデルタ株ですら満足に抑えきれない状態で、もう次の変異体が出てきたとあってはリスク感が増さないわけがない。

そうなると、金融緩和は引き締められず、インフレはまだ長期化する可能性があるわけです。

そしてドルは一旦売られるでしょう。利上げが遠のくことで、金利上昇を見込んだドル買いが緩和されますので。

まとめ:今後の焦点は利上げの有無

インフレ対策を講じるとFRBはアナウンスしていますが、具体的に何をどうするのかは不明です。

いずれにしても、アメリカ国内でもインフレが進んでいますし、物価高騰で貧困層は打撃を受けますから何らかの社会情勢不安が起きてもおかしくない状態になりました。

オミクロン株が落ち着いて再び金利上昇が始まるのか、それとも変異体の影響でドル売りになるのか、今後の動向に注目ですね。

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※このメッセージは1年以上前の記事(当記事最初の更新は2021年12月4日)に出るものです。最新の情報と異なる可能性がありますので、公式サイトへアクセスするか別途お調べください。