日経平均大幅反落。日銀総裁発言で引き締め観測が重しに。

2023年12月7日今日の運用成績

日経平均が昨日の上げを帳消しにする下げっぷりを見せていますね。

今日の参院財政金融委員会で、日銀の植田総裁が「(金融政策について)年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と述べたことから、いわゆるマイナス金利の解除すなわち金融引き締め観測が出たためです。

元々地銀がマイナス金利解除を要望しているとのニュースも出ていたので、追い打ちをかけた形ですね。

今日の日経平均と東証グロース市場250指数の市況

日経平均は大幅反落。

前日比-587.59円の32,858.31円で取引終了です。

言わんこっちゃない。ただその一言に尽きる相場でしたね。

そもそも今年1年はずっと日銀関連の話題で下げてきました。特に日銀総裁の交代、YCC修正の議論、そしてマイナス金利の解除と、引き締めに向けた動きがずっと出ていましたからね。

市場はそんなことに目もくれず、米金利の動向ばかり追うとかいう過ちをずっと犯してきたので、これは然るべく下げていってほしい。せめて30,000円は割れるべき。

東証グロース市場250指数は反落。

前日比-16.21円の682.28円で取引終了です。

新興市場もご覧の通りで、これ日銀の金融政策決定会合の中身次第では600円割れもあり得ますな。

ただ分からないのが、日本が金融引き締めに動き出すのと同時に米金利の利上げが停止または利下げに動くような情報が出た場合。

グロース株にとってどちらがよりインパクトがあるのか、ここに注目です。

本日の運用成績はこちらです。

市場は日銀の動向を無視できなくなった

もう何度も書きますが、ほれみろ言わんこっちゃない！市場は完璧に間違えました。

市場は米金利の動向ばかり追いかけて、国外のリスクはもちろん国内の金融政策も無視してきました。まして中国経済に関して言うと、ムーディーズが信用格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ（弱含み）」に変更したことがニュースになっても無視ですからね。

おそらくかなり手痛いしっぺ返しを食らうはずなので、市場と一緒になって損する必要はありませんね。

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