日経平均反発。中国で追加利下げのニュースが出るも焼け石に水の予感。
日経平均が反発していますが、後場にかけてはジリ下げでした。
中国が政策金利とされるLPR(ローンプライムレート)のうち1年ものを0.1%追加利下げを行ったとのニュースが流れて一時は上昇したものの、より長期間の利率については据え置いたことでやや失望ムードにもなっていました。
そのため為替市場も一時は円安に傾きましたが、思ったほどのインパクトにはならなかった様子。
今日の日経平均とマザーズおよび新興市場の市況
日経平均は反発。
前日比+114.88円の31,565.64円で取引終了です。
中国の追加利下げのニュースで一旦は大きく上昇したものの、後場になったらズルズルと売られだしてしまったのがキツイですな。
今週はジャクソンホールもありますし、インフレや米金利の動向、同時に世界的な景気の見通しについて様々なアナウンスがなされるとあって、今週は積極的な売買が難しい可能性があります。
とりあえずは様子見ムードですが、やはり中国からの突発的なニュースに警戒は必要ですな。
マザーズ総合は反発。
前日比+20.18円の734.57円で取引終了です。
新興市場は久々に上昇となったものの、これまでの下げは全然カバーできていません。
今日の中国の利下げが影響しているにしても、本丸である米金利の動向があるので本格的な上昇は難しいでしょう。
しっかし報われないな新興株は。大型のIPOで盛り上がるくらいのイベントがあっても良さそうですが、そういう状況にもならないとは・・・。
本日の運用成績はこちらです。
中国の景気悪化が鮮明に
前回から2か月でもう追加利下げを行うということは、それだけ中国の景気が悪化していることの証左です。
仮にこの利下げが効果を発揮するとしても、少なくとも今の中国経済をなんとかするだけの政策かと言われると難しいでしょう。
そもそも不動産業界の不況をなんとかするだけの力が、今の中国政府にあるんですかね?
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