日経平均続落。ダウの上げに反応しないいつもの値動きに戻る。
日経平均がまた下げましたか。
ダウも一時1,000ドル安くらいまで落ちてからプラ転まで戻すほどの強烈な相場でしたが、上げにだけは反応しないいつもの日経平均が帰ってきましたな。
直近はウクライナ情勢がリスクオフの原因でしょうけど、実はアメリカ国内で別の問題が起きている様子。
今日の日経平均とマザーズおよび新興市場の市況
日経平均は続落。
前日比-120.01円の27,011.33円で取引終了です。
辛うじて27,000円をキープした形ですが、実質的には26,000円台の時間が長かったですな。
ロシア情勢のひっ迫とアメリカの利上げが重しになっているようですし、円安と原油の先高感が資源高を招いてコストがかかっているだけに、企業業績への影響が懸念されます。
それにFOMCも待ち構えていますし、当面はジリ下げが続きそうだ。
マザーズ総合は反発。
前日比+7.69円の779.83円。
マザーズは昨日の下げ幅のせいか、さすがに今日は反発してきましたな。
しかし反発が弱い。どの銘柄も買われているにしては上げ幅が小さく、やはりFOMCやリスクオフムードの警戒感が高まっている様子。
と言っても株高になる材料に乏しい今、下手に買い込むのも難しくなってますのでね・・・。
本日の運用成績はこちらです。
アメリカのインフレで板挟みのFRB
どうもアメリカはインフレ対策が急務になっている様子。
物価の急激な高騰で市民生活が圧迫されているからと、バイデン政権の支持率が下がっていたり、FRBが利上げをどの程度行うか議論がなされていたりしています。
特にバイデン政権の支持率下落がまずい。経済対策やインフラ投資法案が不安材料と化して株価の急落を招きかねません。
かと言ってインフレ対策を急務とすれば、FRBが利上げを急いだり規模を拡大するような話が出たりすることで、テーパータントラムことかつてのバーナンキショックのように金融市場の不安定化になりかねない状態です。
そこへ来てロシアのウクライナ侵攻問題もアメリカとしては見過ごせないわけで、国内外の問題に現在のバイデン政権がどれだけ実行力を発揮できるかが今後の焦点になります。
もしかするとバイデン政権の揺らぎがさらなる株安を招くかもしれないので、警戒が必要ですね。
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