日経平均大幅反発。衆院選は自民単独で絶対安定多数の議席獲得で安心感。
衆院選は予想通りの自民の勝利でしたが、それを受けての日経平均の上昇幅は異常ですね。
自民が勝つのは分かっていたことですし、単独での絶対安定多数の議席を取ったところで事実で売りのはず。
明日以降は通常の相場に戻るでしょうから売りに注意ですね。
今日の日経平均とマザーズおよび新興市場の市況
日経平均は大幅反発。
前日比+754.39円の29,647.08円で取引終了です。
衆院選で勝つのが当たり前になった自民党が、今さら選挙で勝ったところで700円も上がるほどのことではないと思うんですが、今日のはご祝儀でしょうねぇ。
いずれにしてもこの先が問題。株安材料が先々に控える状態で、外部要因に弱い日経平均がいつまで持つか。中国の不動産リスクをはじめとする景気減速懸念は深刻ですし、アメリカもテーパリングが始まる直前ですのでダウの下げに警戒ですし。
あとはインフレ。特に原油高は今週のOPECプラスの会合で増産されるかどうかですね。
マザーズ総合は反発。
前日比+24.01円の1,131.09円。
マザーズにも買いが入りましたが、日経平均同様に大型株やIPO株などの動きやすいところに集中した様子。
全体的に眺めると多少は連れ高になったところがあるものの、勢いに乗り切れていない銘柄がちらほら。
ここから先の株安材料に耐えられますかね?
本日の運用成績はこちらです。
中国のリスク本格化
衆院選で埋もれていますが、中国の企業による利払いの遅延やエネルギー不足問題といった経済悪化のニュースが連日出ています。
当面のトピックは原油高、インフレ、中国経済でしょうね。
直近ではOPECプラスの会合がありますから、ここで増産できないとなると日本経済にも中国経済にも打撃になります。とはいえ、産油国からしたらこの原油高でしっかりと利益を取りたいでしょうし、日本と違って世界的にはまた感染者が増加傾向ということもあって、更なる経済不安から増産に踏み切れるかどうか微妙なところ。
日経平均は外部要因に弱いんだから、下げには引き続き警戒ですな。
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