日銀のETF買いが日経平均型からTOPIX型への変更で値がさ株の下落は起こるか?

今日の運用成績

みなさんどうもETF!やっと日銀のインチキ上げが終わるとホッとした@xi10jun1です。

日銀の金融政策決定会合にて、ようやくこれまでの日経平均型からTOPIX型のETFを購入する政策変更がなされました。しかも相場の急変時なので、下手に下げたからって買われなくなった。

やっと日経平均が下げそうではあるんですが、値がさ株は一体どうなることやら。

ETF買いは日経平均を歪めすぎた

値がさ株ことファストリやファナックのような大型銘柄は、一気に買われると日経平均を押し上げたり、逆に下がれば押し下げる要因になります。

日銀はこれまで日経平均方のETFを購入してきたわけですが、それだとこの値がさ株が上がるんですよね。そうなると実力以上に株価が押し上げられたり、相場の評価に逆らってしまうことで市場を歪めてしまったり、あまり良いことではありません。

日本はもちろん海外の投資家からもこの日銀のETF買いは不評で、多くは僕と同じ市場を歪めているという批判です。もっと言えば『安く買えない』ということですが・・・。

ETF買いはTOPIX型へ

そして先日の日銀の金融政策決定会合にて点検と称する金融政策の見直しが行われ、結果ETF買いはTOPIX型に変更になります。

TOPIXこと東証株価指数は東証一部上場全銘柄を対象として算出・公表している株価指数ですが、日経平均に比べると採用されている株式数が2,000社と多く、より均一な買い支えになります。

しかも指数なので、値がさ株を対象にした機械的な売買もこれからは減ることが予想されます。

そうなると今後はバリュー株に注目が集まりそうではありますが、結局こちらも『相場が大きく下げたとき』に限定されるわけですから、まだここで買うのは早計かもしれません。

まとめ:値がさ株の下落は起こりやすい

機械的な売買の対象で市場を歪めてきた株価に注目が集まらなくなるわけですし、日銀が買い支えないんですから下げたら一直線のリスク銘柄になるでしょう。

先々を考えたらアメリカだって増税や金利上昇が控えていますし、対中関係など別のリスクも顕在化し始めているので、ここで上値を追っていくことは得策ではないはず。バリュー株にシフトするために売ってくる可能性もありますし。

そうなるとETF買いの主体であった値がさ株は、短期的には下げると見ています。

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※このメッセージは1年以上前の記事(当記事最初の更新は2021年3月20日)に出るものです。最新の情報と異なる可能性がありますので、公式サイトへアクセスするか別途お調べください。