日経平均大幅続伸。アメリカの経済対策による景気回復期待だがそれは金利上昇株安を意味するのでは?
今日も日経平均が上げましたが、その上がり方がまたエグイな。
いつもならファストリが上がっているだけですが、今日は大型銘柄全体に買いが入った様子。
アメリカの経済対策法案が成立して景気回復期待からの上昇のようですが、それは同時に金利上昇による株安が懸念されるんですがなぜ上がったのか?
今日の日経平均とマザーズおよび新興市場の市況
日経平均は大幅続伸。
前日比+506.19円の29,717.83円で取引終了です。
『いや上がり過ぎじゃね?ていうか何故上がった?』というのが正直な感想です。
これまでの上昇は経済対策期待によるもの。その経済対策法案が成立したということは、材料出尽くしで下げるはず。
そもそもアメリカの新型コロナウイルスの新規感染者数もピークアウトし、ワクチンは普及し始め、指標発表を見ても景気回復が示唆されている。そうなると先々を織り込む株式市場は、バイデン政権下の賃上げ、増税、金利上昇を織り込んで下げるはず。
そもそも経済対策法案は既知の情報。噂で買って事実で売るの法則から外れているわけですから、こういう不自然な動きをしているときは大体アルゴリズムなどの機械的な買い注文が殺到しているときです。
マザーズ総合は大幅続伸。
前日比+35.08円の1,207.15円。
日経平均に連れ立って上がってきたマザーズですが、こちらにも同様に機械的な注文が入ったのでしょうね。
既知の情報で売られずに新興市場さえこれだけ上がるんですから、日本市場の幅広い銘柄にアルゴが入っているのか。
しかし3桁円が遠いな。ここからもっと下げてもらわないと困るな。
本日の運用成績はこちらです。
日銀の金融政策決定会合の行方次第
ちょいちょい関連ニュースが流れてくるものの真偽が不明なので下手に突っ込めないんですが、来週発表される日銀の金融政策決定会合の結果がかなり重要度高い感じですね。
ETF買いについては上限12兆円は維持しながらも6兆円は撤廃するとか、ESGに配慮する政策になるんじゃないかとか、予想はともかくそのような流れになる可能性があると。
僕個人としては、とにかく今市場を歪めているETF買いを一刻も早く止め、むしろこの株高の今こそ売り出しを行うべきだと思っています。
市場を歪めているという批判をかわしたいのならそれが最善ですし、実体経済と乖離した株価を作り出しファストリのような大型銘柄の株主の資産を増やすのが中央銀行の役目なのでしょうか?
この株高を利用してETFの売却を行い、得た資金を社債購入や企業融資のための原資にするなど、金融市場ではなく実体経済への直接介入を行うことで国民生活の安定に寄与する役目をこそ果たしていただきたい。
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