日本郵政株式会社の政府保有株式第2次売出し合同説明会参加レポート
みなさんどうも日本郵政!年賀状は極力出さない派の@xi10jun1です。
投資家たちの間で話題になっていた、日本郵政株式会社の政府保有株式第2次売出し国内引受証券会社による合同説明会に参加してきました。
今回も要点に絞ってレポートしていきます。
日本郵政株の政府保有株式第2次売出し概要
まずは概要だけざっくりまとめます。
- 株式の種類:日本郵政株式会社 普通株式
- 証券コード:6178
- 売出株式数:国内における引受人の買取引受けによる売出し/731,150,100株、国内における売出人及び主幹事会社による追加売出し/60,929,200株
- 売出価格等決定日:2017年9月25日(月)~2017年9月27日(月)までの間のいずれかの日
- 売出価格:未定
- 申込期間:売出価格等決定日の翌営業日から、売出価格等決定日の2営業日後の日まで
- 受渡期間:売出価格等決定日の4営業日後の日
- 申込単位:100株以上100株単位
- 国内売出しの共同主幹事会社:大和証券、野村證券、ゴールドマン・サックス證券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券
- その他:各証券会社で申し込み可能。詳しくはお近くの証券会社で要確認。
そして今回の説明会は、仙台のホテルメルパルクで行われました。
日本郵政の社員はおらず、代わりに証券会社の方が同席。
また参加人数は10名程度。やはり年齢層が高く、8割がお年寄りでした。
レポート
要点だけを箇条書きで書いていきます。
日本郵政の長門社長挨拶動画
- 不動産事業など新しい分野にも。
- 投資信託販売など手数料ビジネスも強化
- 長期安定収益化を目指す
スクリーン説明
- Eコマース市場の拡大に伴うニーズから、物流ニーズを取り込む
- フリマアプリなどにも対応(はこぽす、ゆうパケットe発送サービス)
- 人件費の高騰から、料金の一部値上げを行った
- 金融窓口業務は収益減多様化のため、投信の販売拡大による手数料ビジネスの強化
- 不動産開発も。収益力の高い都市部を中心に資産を開発。
- 国際物流事業。トール社の経営改善策への取り組み。部門の統廃合、人員削減。
- 物流拠点として、シンガポールにトールシティを建設
- 銀行業は、運用のの高度化、多様化を図る
- 地域金融機関と連携(地域活性化ファンドへの参加など)
- 生命保険事業は、販売チャネルの営業力強化(キャンペーンの活用、ライフプラン相談会など)
- 運用収益力の強化、オルタナティブへの投資拡大による運用対象の拡大
- 配当政策:中間25円、期末25円、計50円(第12期)
注意事項
- 証券口座解説の際は本人確認書類としてマイナンバーが必要
- 株式には元本割れのリスクがあるので十分理解してから申し込みを
質問
同席していた各証券会社の方から、よく寄せられる質問について回答がありました。
代表的なものは以下の2つ、そして最後に会場内から1つ質問がでました。
Q.今回の売出しにかかる手数料は?
今回は手数料はかからない。売却時など、株式を取引するさいには手数料がかかる。
Q.いつから売却できる?
受け渡し日から売却可能。25日なら4営業日後の29日に売却可能になる。
Q.日本郵政株じゃなくて、ゆうちょ銀行株や簡保は?(本会場内)
A今回は郵政株のみ。
感想・まとめ:やや説明不足感が残る
動画撮影した日本郵政の社長の説明が少しあって、あとはスクリーンと音声で事業内容を簡単に説明しただけ。日本郵政の事業や将来性、成長性や今後の見通しなどはほとんど説明がありませんでした。
会としての目的は"売出しにかかる簡単な説明"という感じだったのですが、そもそもこんなもんなんですかね?なんだか説明が足りないような気がしますが・・・。
いずれにしても、申し込まれる際は口座を開設しておくこと、目論見書をよく読むこと、そして価格の変動により投資元本が毀損するリスクがあることを承知した上で、自己責任で申し込んでください。
~注目:M&Aマッチングサービス~
現在、景況感の悪化に伴い、M&Aマッチングサービスで事業やサービス、メディアを売却する動きが出ています。下記記事に詳細をまとめましたので、資金繰りの案としてご検討ください。
→[2020年最新版]事業や資産の売却(資金繰り)に使えるM&A(事業継承)マッチングサービスまとめ
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