FOMCを前に米金融不安から円高に振れだす為替市場

今日の運用成績

ゴールデンウイークということで今日から株式市場は休みになっているため、為替市場を中心に書いていきます。

米地銀のファースト・リパブリック銀行が経営破綻したことによる金融不安がアメリカの銀行全体に広がり、昨日のダウは大幅値下げとなりました。

その結果、為替市場も円高ムードになっているようで、その状態で今日のFOMCですからね・・・。

今日のドル円の市況

為替市場は円高ということでリスクオフムード再燃ですね。

アメリカの金融不安というとリーマンショックのような複雑な商品が引き金となる暴落がイメージされますが、かなり規制強化が行われたのでよっぽどの事態じゃないと何とかショックは起こりにくいかと。

今回の場合、シリコンバレー銀行に端を発する預金の大量引き出しがトリガーとなっているので、これがどこかで打ち止めになるかどうかが焦点になります。言ってしまえば目に見える状態ではあるので、いわゆるブラックスワン的なリスクではないのかなと。

ただこれが全米に拡大していくようだと話は別。

主要メディアで報じられているでしょうから、米国民が慌てて預金を引き出すような、それこそ日本でも有名な豊川信用金庫事件みたいになってあちこちの銀行が潰れだす事態は避けたい。

利上げ停止への期待感が仇となる可能性が高い

で、FOMCが夜中に控えているんですが、おそらく利上げ停止にはならないと見ています。

FRBはシリコンバレー銀行の件があっても利上げしていましたし、今回の銀行破綻はインフレとは無関係ですし。FRBは「インフレ対策を優先させる」と口を酸っぱくして言っているのに、市場が何度も無視して勝手に「利上げ鈍化だ、停止だ」と騒いでいるのが問題です。

市場がこうして実体経済を無視するような楽観ムードになっている場合、とんでもないしっぺ返しを食らって大暴落を起こしかねないので注意が必要ですよ。

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  • 豪ドル円(AUD/JPY):1.2銭
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主要通貨スプレッド
  • ドル円(USD/JPY):0.3銭
  • ユーロ円(EUR/JPY):0.5銭
  • ポンド円(GBP/JPY):1.0銭
  • 豪ドル円(AUD/JPY):0.7銭
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※このメッセージは1年以上前の記事(当記事最初の更新は2023年5月3日)に出るものです。最新の情報と異なる可能性がありますので、公式サイトへアクセスするか別途お調べください。

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