アフターコロナにおけるメキシコペソ円の対ドル戦略とポジション
みなさんどうもメキシコペソ円。持ってるメキシコペソ円の含み益が精神安定剤の@xi10jun1です。
アフターコロナに向かって市場が動き出してきたんですが、どうもメキシコペソ円の調子が悪い。
やはりドルが買われる局面では売られてしまうようなので、今後のアフターコロナ相場でのポジションの戦略を考えていきます。
メキシコペソ円はコロナ前の水準まであと少し
上の画像は2019年から2021年6月までのメキシコペソ円の値動きですが、コロナ前の水準まであと0.2円付近まで戻ってきています。
元々メキシコは政情不安や麻薬組織の暗躍などリスクが高い国で、だからこそ高金利の通貨なわけですが、そこにコロナが直撃したことで急激にメキシコペソが売られてしまいました。
ただ2021年になって隣国アメリカの景気回復が急速に回復してきた点、産油国として原油高の恩恵がある点、そして最近では選挙も終わり情勢不安が緩和したことを受けて、これからはメキシコペソを買い戻す流れが加速すると見ています。
対ドルで売られる相場での戦略:原油価格と利上げ
しかしアメリカの景気回復が進むということは、ドル買いもまた進むということ。現にアメリカの雇用統計の結果が良くてドルが買われると、メキシコペソは売られてしまうところがあります。
アメリカの経済が急速に回復していく点を考えても、当面そんな値動きが続くことは想像に難くないわけです。
なのでアフターコロナに向けた戦略を練る必要があるわけですが、1点拠り所として考えたいのが原油価格になります。
原油価格(WTI)は現在70ドル前後で推移していますが、産油国であるメキシコにとっては良いニュースです。他の産油国から増産のニュースが出るなどして短気的に下げることはあるかもしれませんが、まだまだ世界経済は元通りになっていないので、原油の需要は最低でもあと1年以上は続くでしょう。
ドルで売られても、原油が支えになればメキシコペソ円の価格は持ち直すはず。
それから利上げですね。
現在の中央銀行総裁であるアレハンドロ・ディアス・デ・レオン氏は2021年末で任期満了となるため、オブラドール大統領は現在の大蔵公債相であるアルトゥーロ・エレーラ氏を2022年1月からの中央銀行の総裁候補として指名する予定になっています。
その前後までにワクチン接種およびメキシコ経済の回復が見込まれれば、同国にて利上げが行われる可能性があるわけです。
まとめ:少なくともコロナ前の水準までは戻りを期待
利上げが観測されればその国の通貨が買われることになりますから、メキシコペソ円も大きく伸びる可能性があります。
それにチャートからしても、あと少しでコロナ前の水準である5.7円~5.8円に到達しそうですから、多少ドルが買われる展開でも我慢して持っておくかな。
5.7円に到達したら一旦利確して、今後のポジションをどうするか考えよう。
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