日経平均大幅反発も先行きは金利次第か?パウエル氏の発言は株高を招くが果たして
日経平均がまた派手に反発してきたな。
FRBのパウエル氏による緩和の長期化や金利上昇への発言を受けて株高に振れだしたダウに引っ張られた形ですが、米国10年債利回りが続伸するなど金利に振り回される相場になりそうだな。
下げるに下げられない、判断の難しい相場になってきた。
今日の日経平均とマザーズおよび新興市場の市況
日経平均は大幅反発。
前日比+496.57円の30,168.27円で取引終了です。
ダウの上昇を受けて連れ高になった日経平均ですが、当然、中身が伴っていないのでこれ以上は上がってきません。価格はともかく、主体性のない値動きは完全に戻ってきましたね。
この3万円という価格もほとんどがファストリと日銀でできたもの。アメリカにしたって先々は金利上昇、賃金上昇、法人税上昇と企業業績にトリプルパンチが待っているわけですから、これがどれほどの下落を招くか想像に難くないわけです。
もちろんFRBをはじめアメリカの上の機関もそれは分かっているわけで、経済立て直しと同時にショックを和らげる方法を模索しているはず。
ただそんな気も知らずに債券市場で利回りが上昇しドル高に動き出しているので、たぶん間に合わないんじゃないかな?
マザーズ総合は反発。
前日比+18.60円の1,238.31円。
マザーズも反発ですが、新興市場全体は個人投資家の心理を反映してか値動き自体はしょぼいですね。
ここ最近目立っていたBASEやメルカリといったリード銘柄も怪しい感じですし、先々を考えたら今の株価は積極的に買い込んでおける値段じゃありません。
まだどこかで売りが出てくるだろうな。
本日の運用成績はこちらです。
金利に振り回される相場へ
金利が上がってくるということは株安を招くのですが、先日のパウエル氏の発言が株高を招いている様子。
株価も先々を織り込みたいのに、そうやって価格上昇に良い材料が出てくるからつい上がってしまってなかなか下げに転じられない状況ですね。
とはいえ、既に債券市場と為替市場は動きだしていますし、株価が追随してくるのは時間の問題でしょう。決定打に乏しい市場ではありますが、だからこそいざというときにエグイ値動きになるんでしょう。
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