日経平均大幅上昇。日銀のYCC緩和見送りで市場は予想外だった模様。

2023年1月18日今日の運用成績

今日は日銀の金融政策決定会合で、現在の緩和を維持するとの発表がなされました。

市場はYCC撤廃を予想していたみたいですが、それが裏切られた形ですね。

もっとも、そんな予測を勝手にしていたのが悪いんですが・・・。

今日の日経平均とマザーズおよび新興市場の市況

日経平均は大幅上昇。

前日比+652.44円の26,791.12円で取引終了です。

市場は日銀がYCCやマイナス金利の撤廃を予測していたようですし、読売新聞なんかが記事にもしていたので一般の投資家も想定してたみたいですね。

しかし日銀は現状の緩和を維持。市場の勇み足となったわけで、これまで日銀の金融政策変更を想定したポジションを取っていた投資家たちは大損したことでしょうね。

それで今日は日経平均が上がったわけですが、これも市場の間違い。マイナスが0に近付いただけで、プラス材料ではありませんからね。

マザーズ総合は反発。

前日比+17.98円の739.63円で取引終了です。

新興市場も同様に上がりましたか。

こちらも日銀の金融政策がタカ派に振れだす懸念から下げていた節がありましたが、それが解消されてこの上がり方ですからね。

しかし日経平均同様、マイナスだったのが0に近付いただけで決してまともなプラス材料ではありません。

状況としては3か月前くらいの状態になっただけ・・・。

本日の運用成績はこちらです。

市場の間違いの原因

大口のとりわけ海外の投資家勢は、先月に日銀が公表した『長期金利の上限を0.25%から0.5%に引き上げる実質的な利上げ』を意識するあまり、今回の金融政策決定会合で何らかの進展があるものと見込んで見事裏切られた形となりました。

勝手な期待でポジションを積み増して、実態や中央銀行の立場およびアナウンスを無視し過ぎです。

これは日本に限らず、昨年のジャクソンホール後にも見受けられた、パウエル氏発言後のダウの値動きと同じ。

ここ最近の市場は先取をしようとするあまり、本質を見失っているところがあります。これが市場の間違いの主な原因でしょう。

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