四季報バーチャル投資!監視銘柄一覧まとめ(2016)
四季報発売ごとに加筆して、監視銘柄をスクリーニングして一覧をまとめています。発売からのスクリーニング、バーチャルで購入して使うトレダビも含め、多少価格にズレがありますがご了承ください。
前回(2015年)はこちら→四季報販売号ごとの監視銘柄一覧まとめ(2015)
なお当たり前ですが、購入を推奨するものではなく、あくまで実験目的のバーチャル投資です。
2016/3/14~2016/6/10までの四季報春号の監視条件
スクリーニングには、楽天証券を使用。
条件は下記の通り。
- 投資金額1万円~20万円
- ROE(自己資本利益率)15%~
- 自己資本比率50%~
- 売上高営業利益率10%~
- 過去3年平均売上高成長率10%~
・備考
ROEの高い企業を優先。そのため、自己資本比率の高い企業(借金などによる総資本に対する自己資本比率低下防止)も条件に。さらに、売上高営業利益率は10%以上で。且つ、過去3年平均売上高成長率10%以上である企業を選びました。
それぞれのトップは次の通りです。
- ROE(自己資本利益率)15%~:イントランス39.20%
- 自己資本比率50%~:インフォマート85.23%
- 売上高営業利益率10%~:エニグモ52.32%
- 過去3年平均売上高成長率10%~:N・フィールド30.37%
なお、同条件で出てきたスマホゲーム・アプリ系会社は極力外しました。民泊、東京オリンピック、リアルエステート(不動産)テックを視野に不動産業に注目。
マザーズ銘柄は、イントランス、エニグモ、セレス、フィックスターズ、エンカレッジ・テクノロジ(←フィンテックにならないかなぁと密かに期待)。あわせて、3月14日時点の時価総額は低い順に、エンカレッジ・テクノロジ67億円、イントランス90億円、フィックスターズ111億円、セレス135億円、エニグモ157億円。
前回同様、バーチャルで購入後はほったらかしです。
次回四季報発売時まで保有し、結果を分析します。
・監視20銘柄
引用元:トレダビ管理画面より
現物評価額:2,174,800円
2016年四季報春最終結果
引用元:トレダビ管理画面より
- 損益:+502,400円
- 現物評価額:2,677,200円(+23%)
- 値上がり13銘柄
- うち上昇率最大値:インターワークス+91.57%
- 値下がり7銘柄
- うち下落率最大値レーサム-27.55%
・考察
今回は四季報バーチャル投資を始めてから一番利益が出た。序盤はエニグモとフィックスターズが株価を伸ばし、後半はセレス、イーガーディアン、インターワークスが株価を伸ばしてきた。
反省点としては、この投資法は下方修正に弱いこと。4月のイントランス、5月のレーザーテックと、株価が下落した後に戻りが鈍かった。元々、高売上高営業利益率、高自己資本比率、高ROEでスクリーニングしているので、全体的に業績のいい企業が多い。この場合、下方修正が発表されることはギャップダウンとなるので、戻りが鈍い傾向があるようだ。
次回は、AR/VR、自動運転、電子カルテ、デジタル教育、フィンテック、民泊など、よりテーマ株をスクリーニングしたい。
2016/6/14~2016/9/12までの四季報夏号の監視条件
スクリーニングには、楽天証券を使用。
条件は下記の通り。
- 投資金額:1万円~20万円
- ROE(自己資本利益率):10%~
- 自己資本比率:70%~
- 売上高営業利益率:15%~
- 株価移動平均線からの乖離率-200営業日前:~0(%)
・備考
引き続き、高収益の企業を優先。さらに相場の変動に備え、自己資本比率のラインを前回より高めに設定。
今回より株価移動平均乖離率を使用。200日営業線から0%以下を抽出。こちらは高収益で自己資本比率も高いけど、すでに下げている銘柄を抽出することで、下げ過ぎからの反発、底打ちを狙ったものです。
銘柄のジャンルはIT、ゲームが中心。ITはクラウドサービスやBtoBなど、ゲームはAR/VR関連として。
特にITは、フィンテックを始めとして、不動産、保険、農業、医療、教育など、金融以外の分野に今後波及が予想されるため、関連銘柄として注目を集める可能性を考慮。
・監視20銘柄
引用元:トレダビ管理画面より
購入時現物評価額:2,057,100円
2016年四季報夏最終結果
引用元:トレダビ管理画面より
引用元:トレダビ管理画面より
- 損益:-53,400円
- 現物評価額:2,005,800円(-2.5%)
- 値上がり5銘柄
- うち上昇率最大値:アイアールジャパンホールディングス +48.80%
- 値下がり15銘柄
- うち下落率最大値:Aiming -27.55%
・考察
夏号ではマイナス収支となった。
原因は相場全体の停滞感に加え、選出した銘柄に出来高の乏しいものや買いの材料が不足しているものが含まれていたため、積極的な売買が行われにくいものを選んでしまった。
その間にも、値を伸ばした銘柄が数多く存在することから、財務の健全性だけではなく、より近い将来で注目されそうなテーマを選ぶ必要性がある。
2016/9/16~2016/12/までの四季報秋号の監視条件
今回はスクリーニングを使用せず、5つのテーマで各4銘柄、計20銘柄を選出してバーチャル投資してみたいと思います。
投資銘柄はこちら。
引用元:トレダビ管理画面より
開始残高はこちら
引用元:トレダビ管理画面より
現物資産残高:2,076,600円
テーマは下記の通りです。
自動運転
アートスパークホールディングス(3663)、JVCケンウッド(6632)、ネクスグループ(6634)、クラリオン(6796)
IoT
ロックオン(3690)、アプリックスIPホールディングス(3727)、SMedio(3913)、ACCESS(4813)
5G
サイバーコム(3852)、アルチザネットワークス(6778)、多摩川ホールディングス(6838)、理経(8226)
AR/VR
モブキャスト(3664)、サイバネットシステム(4312)、イード(6038)、サン電子(6736)
人工知能(AI)
FRONTEO(2158)、アドバンスト・メディア(3773)、データセクション(3905)、ロゼッタ(6182)
・備考
大型の銘柄は極力避け、中小型株中心に購入しました。
また、テーマが広い分野にわたるIoTや人工知能(AI)の関連銘柄については、値上がりしそうなものを選びました。
2016年四季報秋最終結果
引用元:トレダビ管理画面より
- 損益:+239,047円
- 現物評価額:2,317,800円(+11.6%)
- 値上がり13銘柄
- うち上昇率最大値:クラリオン +39.88%
- 値下がり7銘柄
- うち下落率最大値:サイバネットシステム -15.97%
・考察
今回は、今年の注目テーマ5種(自動運転、IoT、5G、AR/VR、人工知能(AI))から、中小型銘柄をそれぞれ4銘柄ずつ選出して保有した。
全体としては儲かったが、選んだテーマの注目度が低くなるなどして、思うように盛り上がらない局面が多かった。次回はもっと期待値のあるテーマを選びたい。
比較的成績が良かったのは自動運転の関連銘柄。終盤、ZMPの上場が中止になったことで、関連銘柄は軒並み売られたものの、それまでの上げ幅は申し分ない。しかし、グーグルが自動運転から撤退をするニュースが報じられるなど、今後の見通しは微妙なところ。
それ以外は正直パッとしなかった。特にAR/VRは思った以上に関連銘柄の注目度が低く、イード以外は買われる局面よりも売られる局面のほうが目立った。5Gも注目される回数があまりなかった。
人工知能(AI)は、ロゼッタとFRONTEOが健闘したものの、業界としての注目より個別銘柄での注目による上昇が目立った。連れ高はあまりない。
IoTは関連銘柄が多く、資金の分散が見られた。本命銘柄を絞りずらい。
~注目:M&Aマッチングサービス~
現在、景況感の悪化に伴い、M&Aマッチングサービスで事業やサービス、メディアを売却する動きが出ています。下記記事に詳細をまとめましたので、資金繰りの案としてご検討ください。
→[2020年最新版]事業や資産の売却(資金繰り)に使えるM&A(事業継承)マッチングサービスまとめ
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